TOO MUCH LUGGAGE

好きな音楽やヲツヴァカ話、欧州で見かけた妙なものについて呟きます。

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Strawberry Fields

2008年はいろいろ書きたい事があったにも関わらず、なかなか書く余力がなく、このブログは完璧にライヴ・レポ・ブログと化してしまいました (^_^;)。おまけに未だに書けてないレポもあるし(汗)。今年はもうちょっといろいろ書けるといいなぁ…。っていうか、書くようにしたいものです、うむ。


Strawberry Fields CDさて、欧州では今月末(アメリカでは3月)にリリースされる予定なのが、ポーランドのStrawberry Fieldsのデビュー・アルバム「Rivers Gone Dry」。このバンドはSatelliteのWojtek Szadkowski (ds)が、RobinことMarta Kniewskaという女性ヴォーカリストと始めたもので、当初はプロジェクトという話だったのだけど、どうやらバンドになった模様。他のメンバーは、Sarhan Kubeisi (g)、Jarek Michalski (b)、 Krzysiek Palczewski (key)。 …という訳で、実はSatelliteのヴォーカルを入れ替えただけだったりします (^_^;)。


もちろん音の方はSatelliteとはかなり違っていて、彼ら自身の表現によると、 Robinの声は、元The GatheringのAnneke van Giersbergenに近い感じで、音楽性は「Goldfrapp、Portisheadや、Massive Attackの系統」とのこと。 最近Myspceに区画ができ、サンプルが聴けるようになったので早速聴きに行ってみましたが、なるほど確かにThe Gathering/Annekeに近い感じ。また、このサンプルでも『いかにもWojtek』というサウンドがあちこちに聴こえるので、どんな作品になったのか興味津々です。

Strawberry Fields My Space: http://www.myspace.com/strawberryfieldspoland


こんな盛大な課外活動(?)をされると、本隊はどうなったんだー?! と心配になってきますが、Satellite本隊もいつの間にかちゃんと新譜を製作していて、こちらは「Nostalgia」というタイトルで、3月にリリースとのことです。

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  1. 2009/01/10(土) 21:56:23|
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Simon Says "Tardigrade"

今年もいろいろ興味深い作品がリリースされていて、何か書こうと思いつつもサボッていましたが、今年前半に出たシンフォ系作品で印象に残っているものといえば、まずSimon Saysの"Tardigrade"です。

Simon SaysはStefan Renström (b)とDaniel Fäldt (vo)を中心としたスウェーデンのバンド。ブレーンであるStefanは、'90年代にストックホルムで、現PaatosのJohan WallénらとEggというバンドをやっていたものの、'93年に脱退。郷里であるスウェーデン西部のFalköpingに帰り、そこで音楽活動をしていたDanielと、同年後半にSimon Saysを結成します(この当時、Danielはまだ10代だったらしいです)。'95年にファーストの"Ceinwen"を発表しますが、当時のSimon Saysはバンドというよりはプロジェクトであり、'96年に活動停止。Danielはインドや中東に旅に出てしまいます(この間、Danielはインドでシタールを習ったそう)。

TardigradeStefanはヘヴィ・スペース・ロックのThe Moorというバンドで活動を続けますが、その間も曲は書き溜めており、2001年にDanielを呼び戻し、Simon Saysをバンドとして再結成させます。こうして翌2002年にリリースされた"Paradise Square"は、宗教をテーマにしたコンセプト・アルバム。音楽的にはGenesisの影響をハッキリと感じさせます。Danielがガブリエル系の声質なこともありますが、それより何よりキーボードの音色や音の入れ方と重ね方に、Tony Banksの影響が濃厚なのです。ガブリエル期のGenesisというより、むしろ"静寂の嵐"の頃のGenesisに近い音像で、Banks中心主義のGenesisファンの私は、思わずニヤ~としながら微笑ましく思ってしまったものでした。

そんな彼らが6年ぶりにリリースしたのが、この"Tardigrade"。『tardigrade』というのは『クマムシ』とも呼ばれる緩歩動物のことで、特徴のひとつに、まるで死んでいるように見える無代謝の休眠状態を長期にわたって続けることができることがあるそうです。彼らのMyspaceに掲載されている各種インタビューによれば、StefanがDanielからこの生き物について聞いて、構想を膨らませ、コンセプト・アルバムになったとのこと。

100年間の眠りから目覚めた主人公のTardigradeが目にしたのは、コンピューターを使って為政者が人々を支配するという世界でした。一方、為政者に対するレジスタンス勢力は、別世界からやってきたTardigradeに救世主の役割を望みます。しかし、争いを嫌うTardigradeは、それを拒み、そして……。

音楽の面では相変わらずGenesis / Tony Banksの影響は強く見られるものの、前作ほどBanks色一色ではなく、より彼ららしさがでてきたように思います。Steve Howeっぽく聞こえるギターがあったり、EL&Pのホルストですか?と突っ込みたくなるところもあったりするのは、ご愛嬌。聴きどころは特に1曲目と9曲目でしょうか。前作で聴かれたDanielのシタールが入っていないのは残念ですが、コンセプト的にも音楽にフィットしなかったかもしれないので、しょうがないかな。

このアルバムの物語は、彼らのサイトにあるこのページで読むことができます。ストーリーの面では、設定はけっこう良いと思うし、Tardigradeが救世主になるのを拒むあたりまではいいのですが、個人的にはその後の展開に全然納得がいかないのですが…。何せ主役があっさり死んでしまうし、物語のテーマがハッキリ伝わらないぞぉ! と、若干消化不良。でも、このアルバムを楽しむのに、そこまでこだわらないでもいいですかね (^_^;)。

Simon Says "Tardigrade" (PRR470 / SPV 452512 CD)

Simon Says Official HP: http://www.paradisesquare.net/

  1. 2008/07/18(金) 05:59:35|
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Ritual, "The Hemulic Voluntary Band"

The Hemulic Voluntary Band昨年の後半は私には興味深い作品がいろいろリリースされたのですが、中でも期待以上に楽しめたのが、ライヴ盤をはさんでリリースされたRitualのスタジオ4作目・"The Hemulic Voluntary Band"です。彼らはデビュー時から一貫して、スウェーデンのトラッドとメロディアスなハードロックに、ほんの少しアヴァンギャルドなエッセンスをふりかけたような音楽性を保っています。2ndと、特に3rdの"Think Like a Mountain"では、より一般的なロックの要素が強まっていましたが、今回は持ち味のいろいろな要素が見事に溶け合った、意欲作になったと言えるでしょう。彼らはいつもエレクトリックの楽器に加え、スウェーデンの民族楽器であるニッケルハルパや、リコーダー、ブズーキ、ハンマー・ダルシマー等のアコースティックな楽器を使っていますが、そういった楽器の配置もバランスが良いし、何よりアルバム自体の構成が格段に良くなっていると思います。また、彼らはアルバムごとにムーミンや、その作者のトーベ・ヤンソンに題材をとった曲を入れていますが、今作もコンセプト・アルバムではないものの、大半の曲がヤンソンの作品をモチーフとしたものになっています。

オープニングはタイトル曲ですが、マーチのリズムに妙なベース・ラインで始まり、彼らの曲としてはかなりアヴァンギャルドな感じ。どこかGentle Giantを思い起こさせますが、同時に彼らがRitualの音楽の旅の第2章に元気よく旅立っていく様子を想像させます。そのまま、彼らの得意とするタイプであろう、ポップなテイストと程よいハードさが同居する'In the Wild'へ。「Euro Rock Press」誌に掲載されたFredrik Lindqvist (b)のインタビューによれば、この曲だけヤンソンの作品とは無関係なのだとか。

Patrik Lundström (vo & g)の甘いヴォーカルと、Johan Nordgren (ds)の担当するニッケルハルパ、Fredrikのリコーダーが優しく郷愁的な'Late in November'に続き、4曲目の'The Groke'はハードで緊張感の漂う、どこかエキゾティックな雰囲気を持っています。そして、コーラスとひねったメロディが印象的な'Waiting the Bridge'に続き、最後は26分におよぶ大曲の'A Dangerous Journey'。私は曲がどんなに長くても、構成が良ければまるで面白い小説のように感じられ、何度も聴きたいと思わせる事ができると思うのですが(クラシックの交響曲なんて、その典型だと思いますが)、この曲はまさにそんなタイプの曲だと思います。曲の流れに乗り、物語を読んでいるか映画を見ているような気分で、長さを感じさせずに、本当に自然に聴けてしまうのです。大曲というとシンフォ系のバンドの得意とするものですが、シンフォ的な大仰さ無しにここまで聴かせてしまう構成力とアレンジ力にも、脱帽です。


Ritual, "The Hemulic Voluntary Band" (SPV 79562 CD, 2007)

Ritual Official Site: http://www.ritual.se

  1. 2008/04/13(日) 08:54:48|
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